施術をしていて自分の扱っている場所が
いまいちわからなかったり、
何かしっかりとやれている感じがなかったりするということはないでしょうか?
せっかく学んだ技術も
解剖学の知識やイメージがなければ、
十分な効果を得ることはできません。
しかし、いざ解剖を学ぼうと思っても、
その範囲はあまりにも広く、
げんなりしたことはないでしょうか?
解剖の本と言えば、10センチほどもある分厚い本が1冊だけにとどまらず、3冊くらいのセットになっていることがほとんどです。
どこから学んだらいいか、、、
パラリとめくってすぐに解剖の本を閉じる。そんなことの繰り返し。
僕自身もそうでした。
今回開催させていただくセミナー
「実践解剖学」は、
そんな必要性を感じていても
なかなか手をつけることのできない
解剖学の学習に大きな指針を与えるものです。
このセミナーでは
「身体のつながりから見た解剖」
を学ぶことで身体への見識を広げるだけでなく、
さらにそこから発展し、
実際に触れて身体を認知していくための
解剖的知識を整理していくことができます。
このセミナーが終わるころには、
苦手に思っていた、
内臓や膜のつながりといった
今までは触れることさえ考えなかった知識に
自信がつくだけでなく、
自分たちが今まで触れていた身体が知識を得ることで、
ここまで違うのかと実感することができるでしょう。
多くの方とこの知恵を共有できることを楽しみにしています。
解剖を学ぶのは何のためでしょうか?
現象を理解するため?
言葉を理解するため?
その全てが正解と言えるでしょう。
しかし、臨床家である私たちにとって、もっとも重要であるのは、患者さんに触れることです。
そして、それを認識することです。
そのためには、どんな知恵が必要なのでしょう?
そのヒントがこのセミナーに参加することで、きっと得られると思います。
分厚い解剖書を眺めるのも、素晴らしいことですが、
私自身もなかなかそれでは身にならないことを実感しました。
私たちが、想像もしなかった、臓器や、筋膜、神経、骨組織に自分の手が届く、その感触をぜひ楽しんでください。
実践解剖学ー身体深部へアプローチするための解剖の基本ー
これまで何年もの間、解剖と身体の関係を講義し続け、その経験を集約させました。
このセミナーは解剖という知識と、目の前の患者さんをつなげるためのセミナーです。
二日間で頭部から内臓まで、身体全体の重要で基本的な膜のつながりや解剖を勉強していきます。
触れるためにどのような身体の勉強をしていったら良いかの大きな指針を得ることができます。
テーマ1 筋膜と身体の関係ー筋膜のつながりー
ここではまず身体のつながっているという事実に目を向けていきます。
私たちが触れる第一層目である組織と、さらにその深部とはどのようにつながっているのか?
私たちは、組織を分断して認識しがちです。
私たちが扱う身体の統合性を再認識し、それが人のアライメントや、病気の起源につながるメカニズムを学びます。
・写真でみる組織のつながり
(貴重な解剖の実際の写真がはいります。)
・皮膚のつながり
・血管のつながり
・発生から見たつながりの関係
・膜統合体としての身体
・膜とアライメント
・組織にはいる触診(層触診)の基本
人の体の支柱となっているのは、筋肉と骨格です。
ここでは、私たちが普段から扱っている筋骨格系の全体像をあらわにし、その構造と機能を理解します。
「筋肉」ではなく、「筋膜」として人を認知した時、私たちの体の扱い方はどう変わるのでしょうか?
これまでの既存の筋膜セミナーにはなかった発見があるでしょう。
・体幹の筋膜の構造
・四肢の筋膜の構造
・胸腰筋膜
・胸腰筋膜のリリース
・骨の弾性の触診
・脊柱の構造
・硬膜、くも膜、軟膜の構造
・硬膜の触診
・脊柱の機能的特徴(頚椎、胸椎、腰椎)
頸部、胸郭というのは人体の大きな中心をなすことはご承知のことと思います。
しかし、その要素を考える時、私たちの知識は果たして十分でしょうか?
胸郭は動作の中心であり、循環の中心であり、呼吸の発生起点です。
それは頭でわかっているにもかかわらず、私たちはどれほどこの領域を扱えているでしょうか?
筋肉の硬さを感じた時、これは循環不全だねと言うのだけども、じゃあその循環の中に対して十分な検討を私たちはしているでしょうか?
このセミナーはそんな思考の広がりを助けるものです。きっと、多くのひらめきを得ることができるのではないかと思います。
・浅、中、深、3つの層に分かれる頸部筋膜
・浅、中、深頸筋膜の構造
・浅、中、深頸筋膜の触診
・頸部における動静脈、神経
・気管と食道をつなぐ筋膜のリリース
・胸郭の構造
・胸郭の動脈、静脈、神経
・胸郭の漿膜の触診
・心臓と心膜の構造
・心膜と連結する靭帯
・横隔膜
・横隔膜の層触診
・胸骨の発生学
腹部、骨盤領域は最近非常に注目されるようになってきました。
このセミナーでは、なかなか理解しがたい腹部臓器の膜のつながりに焦点をあてています。そして、その解剖の具体的イメージをもとに、主だった臓器を実際に触診します。
おそらく受講してくださった先生は、イメージがどれほど重要かを体感することでしょう。
そして、今後の解剖の勉強の大きな指針を得るとともに、たくさんの臨床応用への可能性を感じるはずです。
・寛骨の発生学
・仙骨の発生学
・仙腸関節
・骨盤の機能
・胃の間膜
・胃の動静脈、神経
・肝臓とそれに関わる膜組織
・触診 肝臓
・腸間膜
・腸間膜のリリース
・腎臓の位置関係、動静脈、神経
・骨盤壁側腹膜
・子宮の位置やつながり
・子宮支持靭帯のリリース
・子宮の動静脈、神経
・鼠径管
注)記載されているのは内容の一部です。実際は記載されているものより多くの内容を扱います。また、受講生の理解度によって、柔軟に内容か変わることがあることをご了承ください。
申し込み、詳細情報は日本オステオパシープロフェッショナル協会ホームページより行っています。
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